フレアップ!!上巻
少し間があってから、苅谷が机の中の教科書を全て自分のカバンに詰め込むと、そこで思いがけない言葉がとびだした。
「勉強、教えてあげよっか」
・・・え?
俺に?
そんなことしてくれるのかよ。
「いいの?」
今までと違う真剣な面持ちで聞いてみた。
いつもふざけている俺とは違う。
いたって大真面目な自分にびっくりした。
「うん!いいよ」
苅谷の無垢な笑顔に俺は心の何かが満たされた。
ただ純粋に感じた 『嬉しい』 は人生で一番巨大なものだった。
「勉強、教えてあげよっか」
・・・え?
俺に?
そんなことしてくれるのかよ。
「いいの?」
今までと違う真剣な面持ちで聞いてみた。
いつもふざけている俺とは違う。
いたって大真面目な自分にびっくりした。
「うん!いいよ」
苅谷の無垢な笑顔に俺は心の何かが満たされた。
ただ純粋に感じた 『嬉しい』 は人生で一番巨大なものだった。