あたし÷俺様王子=禁断
〜第1章〜『約束』
もう泣かないと決めた日。
あたしは10年前の王子様との約束を信じて神社に来ている。
『うぇーん
ママー
パパー
どこにいるのぉぉぉ』
5才だったあたしは、お祭りの日に親とはぐれて泣きながら歩いていた。
「ピョピョピョピョッ」
『ぐすっぐすっ。
そうだね。
ひなもさみしいね。
びゃあぁぁぁぁぁぁ』
あたしは買って貰ったばかりのヒヨコに自分と同じ名前である『ひな』と名付けていた。
「びゃあびゃあ泣いてんじゃねぇぞ!!
うるせぇガキだな」
『うぇーん
ママー
パパー
どこにいるのぉぉぉ』
5才だったあたしは、お祭りの日に親とはぐれて泣きながら歩いていた。
「ピョピョピョピョッ」
『ぐすっぐすっ。
そうだね。
ひなもさみしいね。
びゃあぁぁぁぁぁぁ』
あたしは買って貰ったばかりのヒヨコに自分と同じ名前である『ひな』と名付けていた。
「びゃあびゃあ泣いてんじゃねぇぞ!!
うるせぇガキだな」