あたし÷俺様王子=禁断
「そうそうそう。
アタシが景子おばさんよ〜
ひなちゃん、最近見ないウチにずいぶん大きくなったわねぇ〜
前はこんなに小さかったのにぃ〜

って、バカかぁ!!!

アタシ、昭和64年1月7日生まれ。

弱冠21歳の花の女子大生をおばさんって呼ぶんじゃねぇぞ!!!」



乗りツッコミ楽しそうですね。


まぁ、「弱冠」とか「花の女子大生」とか言ってる時点で、オバサン臭い訳ですが。



『ごめんなさい。
景子おねえちゃん』



景子おばさんはママの妹なんだ。



「そう。
それでOK。
ひなちゃんがちっちゃい頃は、ひなちゃんを放置して遊び回っていたママの代わりにアタシがひなちゃんの面倒を良く見てあげてたじゃん。
で、おねえちゃんおねえちゃんってアタシに
なついていたじゃん。

ところで、三大美人景子って知ってる?

竹下景子。北川景子。

そして、ア・タ・シ」



急に話題が変わっちゃうんだ。


ってか、例えに竹下景子を出す時点で昭和の匂いを醸し出していますが。



そして、

「ア・タ・シ」

妹だけあって、ママに似てる……



「ところで、モデルみたいな女子大生のおねえさんは、どうしてこちらにいらっしゃるのですか?」



「そこの正統派美少女さん。よくぞ聞いてくれた。
アタシ、服部学園大学体育学部3年生なんだけど、バレー部はもう引退したのよね。
それで今はモデルの真似事みたいな事やってんの。
あっ、でも、真似事と言ってもスーパーモデルよ。

スーパーのチラシのモデルだけどねぇ〜」



えっ??
ここ笑う所?
それとも突っ込む所?



てか、ママに似て良くしゃべるし、話が長いんですけど……
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