あたし÷俺様王子=禁断
「あっ、そうそう。
なぜアタシがここにいるかって話だよね。
アタシ、大学卒業したら、高校の体育教師になろうと思ってさ。
高校の体育会について調査しに来てるワケよ。
ピンクのジャージを着たモデル並みのスタイルの美人体育教師のアタシ。

略して

『ピンジャ』

イケメンの生徒達にチヤホヤされて逆ハー状態よ♪」



何が「ピンジャ」よ。



そんな愛称を付けたら各方面から怒られるんだって。



「こんにちは。
ひな、ミウちゃん、ナミちゃん。
いきなり部室に来てどうしたの?」



待ってたよ〜
お兄ちゃん♪



景子おばさんの長いトークにウンザリしてた所だし。



『お兄ちゃん。
あたしとナミがラグビー部のマネジャー希望だから練習を見学に来たのっ♪』


「それはグッドタイミングだね。
ちょうど4月にマネジャーを募集しようと思ってた所なんだ」


『ホント!?
良かったぁ〜』


「そんじゃ、これからアタシが地獄のマネジャー適性検査を実施するわよ」
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