あたし÷俺様王子=禁断
『そう言えばママ、高校の入学式で男子を物色しなくても、怪物ランドのプリンスと運命的な出逢いをしてきたんじゃないの?』



「あれぇ〜
ひなちゃんに言ってなかったっけ?
怪物くんのエキストラ撮影には残念ながら行けなかったのよぉ〜」



『どうして行けなかったの?』


「それがねぇ、撮影現場に向かう途中、紅顔の美少年が倒れ込んでいたから救急車を呼んで助けたのよ。
透き通るような綺麗な白い肌を持つ美少年だったわ。
あっ、倒れ込むほど体調が悪いんだから顔色悪くて当然なのかぁ〜
ママ偉いでしょ。
ほめてホメテ褒めてぇぇ」



『ホント、えらい偉いエライよ。ママ』



てか、人として当たり前の事じゃね。



『あっ!!』



その美少年って、
ま、まさか……
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