あたし÷俺様王子=禁断
「へぇ〜
僕にそんな事に言っても良いのかなぁ〜
なんだったら、僕の……」



やっぱり、教育委員会お偉いさんの父親に言い付けられちゃうワケね。
謝るなら今のうちだよ。
先生。



「黙れ、小僧」


「こ、小僧だって!?
い、言い付けてやる。
僕のパパに僕に暴言吐いたって言い付けてやる!」



「小僧に小僧。
メスにメス。
ガキにガキと言い放って、何が悪い。
ガキが大人の権力をバックに能書きを垂れるようになったら終いだ。
俺の発言に問題があると思うのなら、校長やPTA、なんだったら教育委員会にでも報告しろ。
言っとくがな、俺は好きで生産性のねぇ教師なんてな稼業をやり始めたワケじゃない。
クビになったらなったで、好都合ってだけな話だな」



「クソッ。
後で後悔するなよっ!!」



「さて、余談が多くなってしまったが、そろそろ授業を始めるかな。
生物学上、人間のオスの嫉妬ほど醜い物は無い……」



山田君を無視して授業を始めた先生。



ってか、やっぱり、似てる……
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