あたし÷俺様王子=禁断
「あら、ひなちゃん」



「ひ、ひな……」



『景子おばさんにレン……
って、景子おばさんが何で保健室にいるのよっ!?
で、レンと何やってるのっ!?』



イスに座らされているレンは景子おばさんに上半身を裸にされ、細くて長い綺麗な指にレンの胸は弄ばれていた。



「ちゃんと話せば長くなるから、手短に説明してあげるわ。
で、その前にアタシの事を二度とおばさんと呼ばない事ね。
弱冠21歳の花の女子大生なんだからね。
今度、おばさんって呼んだら針千本飲ますわよ。
でさ、アタシ、高校の保健体育の先生目指してるって前に言ってたじゃん。
んで、保健の田中先生はアタシの大学の先輩なワケ。
だから、先輩を慕って最近の高校生の保健事情を聞きに来たのよ。
今、田中先生はお昼休み中だからアタシがお留守番してるの。
そしたら、レンくんが恋の悩みがあるからって相談に来たの。
だから、健康診断してたってワケなのっ♪」



手短って、話し長っ!
そんでもって、針千本飲ますって、もろ昭和のフレーズだし。
ってか、恋の悩みで上半身裸にする意味ねぇだろ。



『あっ、そう言えば、景子先生。
白衣なんて着ちゃってるけど、どうして今日はジャージ着てないの?
もしかして、男子高校生の妄想欲求を満たすためのコスプレだったりして……』
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