あたし÷俺様王子=禁断
よし、先生があの角を曲がった所で声を掛けよう。



って、歩くの早っ!!



若王子先生って、身長190センチ以上あるのかな。
当然、脚もメッチャ長い。



短足なあたしは小走りしないと先生を見失っちゃう〜



そして、あの大きな背中。



あの大きな背中は10年前にも見た気がするんだ。



ヤッター♪
信号が赤になった。
これで追いつける。



あ〜
でも、どうしよう。
実際に声を掛けるとなるとドキドキするぅ〜



あたしが若王子先生に声を掛けようと勇気を振り絞った瞬間



若王子先生が後ろを振り向いた。



「おい、オマエ。
さっきから俺の事つけてんだろ。
誰だよテメエ!!」
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