あたし÷俺様王子=禁断
『レン。
景子おばさんと楽しんで来たみたいだね。スッキリした顔しちゃって』



「ナニ言ってんだよ。
あれから何もなかったよ」



その前にさんざんHな事してたじゃん。
ってか、レンが景子おばさんともっとHな事をしたかどうかなんて、今のあたしには興味がない事だし。



「信じてないのか?
ひなが出ていった後すぐに景子先生のケータイに男の人から電話があって、これからデートだからって舞い上がっちゃって、俺の事なんて放置プレイだよ。
それに景子先生に触られて反応したのは謝るけど、元々、ひなの事をおばさんである景子先生に相談しよ……」



『別にあたしに謝る必要なんてないし、レンはモテるんだから早く彼女作って、大好きなHな事をしまくったらイイじゃん。
レンはね、あたしと幼なじみって事で、情であたしの事を好きなだけなんだよ。
あたしなんかよりさ、もっと可愛い女の子はいっぱいいるんだからね』



「ひな。
無理矢理ひなを抱こうとした事については本当に反省してるんだ。
だからこそ、ちゃんと付き合って愛のある……」



『もう、いいよ』



「えっ。
あっ、じゃあ、やっぱ他に誰か好きな人がいるのか。
王子様とかセナさんとか。
その二人と付き合うのは現実的にはあり得ない……」



『ウザイ
キモイ
ストーカー!!!』
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