あたし÷俺様王子=禁断

ついにファーストキス!?

今日は待ちに待った月曜日なんだ。
一週間は長かったなぁ〜



楽しい週末が終わると、みんなを憂鬱な気分にさせる月曜日がやって来る。



でも、あたしは月曜日を心待ちにしてる。
それは若王子先生が一週間の中で学校に来る唯一の日だからなんだ。



前回みたいにストーカー扱いされないために、あたしの事を誰だったか先生に思い出してもらう作戦を授業中に実行しちゃうよっ。



そして、運命の再会。



「この前は酷い事を言って悪かったな。
約束を守れなかったのは実は……」



『うぅん。
先生いいの。
何か特別な事情があったと思うから。
あたしの事を思い出してくれただけで……』



「生物学上、メスに多くを語らせるオスは駄目だ。
俺は駄目なオスになりたくないから、今からオマエの口をふさぐ」



なんて言われちゃって、いきなり抱き締められ、そして、強引に唇を奪われる。



あ〜
ついにあたしもファーストキスを迎えちゃうのねぇ〜



いけないイケナイ。
また妄想がエスカレートしてヨダレ垂れ流してるし。



よしよし、ソッコー理科室に移動しなきゃ♪♪
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