あたし÷俺様王子=禁断
「男なんてイキモノのはねぇ、いつもイヤらしい事を考えてるモノなの。
特に中3男子なんて頭の中イヤらしい事ばっかりで当然じゃん。
そんでもって理性とは関係なしに刺激を受けると反応しちゃう体の仕組みなの。

でもね、

『Hしたい=好き』

『好き=Hしたい』

って単純に男が思っているワケでもないのよねぇ〜」



そうなんだ。
深い話……



「だからさ、レンくんと早く仲直りしちゃいなよ。
なんだったら押し倒しちゃいなよ」



『話ぶっ飛び過ぎだってぇ〜
レンはただの幼なじみだし』



「ホントかなぁ〜
あっ、もしかして、いまだに王子様を待ってるなんて乙女モード全開なワケ?」



『それがね、来ないから忘れる事にしたよ』



「それ、イイじゃんイイじゃん。
約束破りの王子様なんてソッコー忘れてさ、レンくんと早く打っちゃいなよ」


『もう〜
ミウったらぁ〜
でも、いろいろ教えてくれてありがとう。
やっぱ、ミウに相談して正解だったよ』



「また、なんかあったら相談に乗るよ。
ウチらは親友だし」



『うん。
ありがとう』
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