あたし÷俺様王子=禁断
「それでは、最後に君に大人のアドバイスをプレゼントしよう。
お兄さんの事は大事にした方がイイぜ。
君のお兄さんは俺と一緒で

『イケメン高身長・身体能力抜群・頭脳明晰・女にめっちゃモテる』

そして、妹の事をとっても大事にするパーフェクトな男だからな」



って、この人、
自分の事を自慢したいだけなのでは……



『はい、わかり……』



「よし、れん。
今から日課の胸の検査をするぞ。
心臓のスペシャリストの俺様に任せとけ」



「もう、おにいちゃんのえっちぃぃ♪♪♪」



な、何なのっ
この兄と妹は……



なんか二人仲良く手を繋いで消えて行きましたけど。



アナタに言われなくたってお兄ちゃんの事は大事にするし。



だって大好きだからねっ♪



しっかしぃ、あのネームプレートに小早川って書いてあった俺様系お医者さんと幼児口調の美少女の妹。



あの二人、あやしい。



で、やっぱ、俺様系男子って偉そうだから大嫌い。



ケータイ小説じゃ理想的に描けてもリアルじゃあり得ないし。




「ひなー
待たせてゴメンな。
今、終わったよ」
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