失われた時を求めて
「いいよ。“お友達”としてよろしくお願いします」

ぼくは頭を下げた

彼女も頭を下げた

これがはじまりで、ぼくは彼女の魅力にどんどん惹かれていくんだ

そのうち“友達”止まりじゃキスもできない事実を思い出して言葉にしてみたんだけど、拒否された

でもぼくはめげなかった

だから“お試し期間”を貰った

“お試し期間”にOKが出たのは、彼女と出会って1ヶ月後の事だった

ぼくは、この時もまだなんにも知らなかったんだ

知らなかったんだよ…

< 26 / 33 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop