彼は甘くてほろ苦い
カラオケ屋に着き、女達が歌いだす。

今歌う気分にやっぱなれねぇや。
多分こころを思い出したから・・・
あれから俺は罪を犯した心でいっぱいだ。
俺が殺したわけじゃないけど、俺が早く行けてたら・・・。

うっ・・・
俺は吐き気に襲われた。
「悪りぃ隼人・・・今日は帰るわ」
俺は今日は帰ろうと思い、隼人に告げた。
「1人で大丈夫か?気分悪いんだろ?俺が送るよ」
隼人は心配そうに言った。
まあ隼人は俺の事情を知ってるからな。
「じゃあ帰ろうぜ。悪いな」
隼人はうるさいとこが苦手だからな。
一緒に帰るか。
「じゃああいつらに言ってくるな」

「悪りぃ。俺らちょっと用事思い出したから帰るわ。また学校でな」
隼人が今日俺らを誘った女に言った。
「ええ!?なんで?今来たばっかじゃん。」
女達が嫌そうに言ってくる。
「まあいーじゃん。またな」
隼人は理由を話さず俺のとこに来た。
まあ隠してくれたんだろうな・・・

「よし、じゃあ裕んち行こうぜ」
隼人がそう言い俺んちに向かった。


< 14 / 77 >

この作品をシェア

pagetop