彼は甘くてほろ苦い
side-蓮

はあ・・・
またあたしが脅すのか。
自分でやればいいのに光星の奴・・・
断れないのは惚れた弱味かなあ?

そう。あたしは光星に片思い中。
いつかあたしを見て欲しい。
だから今回の役が終わったらあたしの頼みは「付き合って」にする予定だ。

じゃあ実優ちゃんを呼び出しますか。

「吉沢実優いる?」
あたしは冷たい声で言った。
「あたしですけど・・・」
実優ちゃんがビクビクしながら来た。
「ちょっと音楽室来てくれる?」
「あ・・・はい。」
呼び出し成功!


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