彼は甘くてほろ苦い
俺はいったいどうしたらいい?
もう元には戻れねぇよな・・・。
けど実優のお腹の赤ちゃんは間違いなく俺の子供だ。

・・・実優に連絡するか。
1番にちゃんと謝ろう。
理由もしっかり話して本当にこころから離れるんだ。

プルルルル

「はい・・・」
実優は元気がなさそうだ。
いや、俺が電話したからこんな声なんだろうな・・・。

「俺だけど。今からちょっと会える?」

「・・・今更なんですか?あたしとあなたはもう他人ですよ?」
そりゃそーだよな・・・。
でも俺はもう過去には縛られない!!
実優と子供を幸せにするんだ。

「ごめん・・・。話があるんだ。今からそっち行くから」

「・・・わかりました。じゃああとで」

そう言って俺は実優の家に行った。
< 73 / 77 >

この作品をシェア

pagetop