美人薄命
晴天の霹靂
昨日は美容院に行ったし
ネイルも完璧。
白いワンピースもこの日の為に買った。
「白だなんて意識し過ぎっ!」
あっ浮かれてる場合じゃない!
今からデートなのです。
しかも一世一代の!
ニヤニヤしてしまう顔を必死に堪えながら
私はお店のドアを開いた。
店内を軽く見渡し、愛しい彼の元へ歩み寄る。
「待たせちゃってごめんね!」
「いや…。」
言葉数少ない彼が私の恋人の謙太。
優しいし、一緒に居て落ち着く人。
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