美人薄命
ベッドに寝転んで春人くんの言葉を思い出す。
「また配達宜しくな。」
また行ってもいいってことかな?
今度は春人くんにも生ハムのサンドウィッチを持って行こう!
と考えて、自分があの店に行くのが楽しみになっていることに気付いた。
まだ数回しか行ったことのない場所なのに、自分の家と同じくらい居心地が良い気がする。
実際最近感じていた疲労はスッキリしている。
自分の部屋が前よりも好きになったのはテーブルと目の前にある照明に替えてから。
たった二カ所替えただけでも居心地よくなった。
「家具って凄いな…。」
そんな事を思いながら眠りについた。