美人薄命


移動した先には蝶番以上に沢山の取っ手の棚。


「うわっ見て!フォークとかスプーンの形してる!あっナイフの形も!キッチンに付けたら面白いね!」


「ははっそれはまた今度付けてやるから今は箱のやつ選べ。」


はしゃぎ過ぎた事に気付き恥ずかしくなってくる。


「そ、そんな笑わなくていいでしょ!」


「子供みてー。」


まだ笑う春人くんを横目に私は取っ手を探す。



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