美人薄命


「…」


驚いた。
ただの箱だったのがこんなに素敵になってるだなんて思ってなかったから。
しかも春人くんがわざわざ造ってくれたのが1番嬉しかった。


「わりぃ、余計な事して。また作り直すか。」


「違う!そ、その嬉しくて!私のより凄く素敵になって感動してて!スッゴく気に入った!!大事にする!」


「なら良かった。」


安心したように優しく笑う春人くんに見とれてしまいそうになる。


「ありがと。」


お礼を言うのが精一杯だった。



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