美人薄命


その後も特に髭男と会話する事もなく、私はお酒を飲み食事をした。


陽平さんと会話をする髭男は相変わらず無口で無愛想だけど、時折見せる笑顔が普段より幼く見えて驚いた。


お店も落ち着いてきた頃、私も食事をし終わりそろそろ帰ろうとした。


「ミトちゃん今日はカフェラテどうする?」


「あ…お願いします!」


「じゃすぐ用意するよ。」


陽平さんはいつものマグカップにカフェラテを作りはじめる。


「陽さん、俺もそれ。」


「お前がカフェラテ!?似合わないな。」


笑いながら2杯のカフェラテを作ってくれた。


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