美人薄命




「ふー。」


彼が大きく息を吐き、こちらに顔を向ける。


「あんた時間大丈夫?」


「えっ?」


窓を見ると綺麗な夕焼け。


「こんなに!?ごめん!私、帰るね!
今日はありがとう!あっカップ洗うよ?」


「いや、そのままでいい。」


「そう。ごめんね、ありがとう!
お邪魔しました!」


私は慌てて店を後にした。






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