美人薄命
「それだけ。」
「はぁ?それだけ?会話は?」
「特に。春人くん真剣だったし。」
「ふーん。春人くんねぇ。」
「あ…いや、そう呼べって言うから。」
「そうなんだ♪」
「あ、私帰るね!ごちそうさま!」
芽衣のウキウキした態度に少し居心地の悪さを感じて席を立つ。
「えー何で?ゆっくりしてけばいいのに。」
「用事あるの思い出したから!ごめんね、また来るよ!」
用事なんてないんだけど。
あのまま居たら芽衣に変な誤解与えそうだし。
そのままうちに帰ったのだった。