美人薄命


「渡瀬!二次会行こうぜ!」


「ごめん私、そろそろ帰るよ。」


「たまには行こうぜー!」


「明日も仕事なんだから隆司くんも程々にしなよ。あっ百合ちゃん送ってってあげて?」


黙って私たちの会話を聞いていた百合ちゃんの顔がパッと明るくなる。


「まぁそれもそうだな。二次会はまたの機会ってことで!」


隆司くんの声に皆はそれぞれ帰りはじめる。


「お前もタクシー乗ってく?」


「私逆方向だから大丈夫。百合ちゃん宜しくね!」


「先輩ありがとうございましたっ♪」


「うん、また明日ね!隆司くんもお疲れ様。」


「おうお疲れ!」


タクシーに乗り込む二人を見送って私は歩いて帰宅する事にした。




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