美人薄命
あの日から数日が経った。
小池くんはあの事は無かった事みたいに今まで通り可愛い後輩のまま。
最初はどう接していいのか判らなかったけど、今はあれは小池くんの冗談だったんだと思ってる。
「渡瀬、小池!ちょっといいか。」
「はい。」
小池くんと二人で呼ばれた上司の元へ。
「新しい企画が始まるのは知ってるな?そのリーダーに渡瀬、補佐に小池でやってくれ。」
「えっ私ですか?」
「渡瀬も経験積んできたし、そろそろいいだろう。メンバーには長谷川も居るし大丈夫だ。」
「はぁ。」
「小池はうちの部署に来て初めてだと思うが経験だと思ってやってみてくれ。」
「はい。頑張ります。」
「じゃ以上だ。戻っていいぞ。」