私の可愛い彼氏【短】
「いーよ。でも薫もちゃんと着てね!化粧も私がするから!」

「化粧は嫌だ。」











「薫着替えたー?」



先に着替え終わった私が薫の名前を呼ぶ。


タテで仕切られた向こう側で着替えている薫。

…ちょっと遅くない?



「薫ー?」



私はそう言って覗いた。

そこにはもう着替え終わった薫の後ろ姿があった。



「ちょっ!まだ見んな!」

「なんでー?」

「…後ろのチャックちゃんとしまんねーんだよ。」



そう言われて見ると、確かにチャックが微妙にあと5cmくらい上がりきっていない。
< 11 / 18 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop