私の可愛い彼氏【短】
「…似合わなーい!」



そう言って笑う私。



「煩せー…凛が言うから着たのに。」

「だって薫って目くりくりで可愛いから絶対似合うと思ったんだよー。」

「別に…男だから似合ったって嬉しくねーし。」



言えば言うほど恥ずかしそうにする薫。

超可愛いー!



「あ、てか化粧しよ!」

「は?嫌だ!」



そんな薫の言う事は聞かずに、化粧道具を取り出す私。



「せめてファンデとチークさせて!ほら、そこ座って。」



私は机を持って来て、その上に薫を座らせた。



「なんで机…」

「だって椅子だと低すぎてやりずらいんだもん。」
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