私の可愛い彼氏【短】
「俺新しい彼女探しに来たんだけどなー。」



祐太さんがそう言いながらため息をついた。



「凛は駄目だからな!」

「分かってるって。いくら可愛くてもダチの彼女には興味ねーから。」

「つーかそろそろ行く?今ゆかりからメール来てた。」

「ああ。じゃあそこでまたナンパすっかな!」



二人はそう言って喫茶から出て行った。



「…何だったの?」

「知らね。つーかあいつらに変な事されなかった?」

「別に。」



てかまぁ面倒臭かったけど…ヤキモチ焼いた薫が可愛いかったからいいや。

もう…
私の彼氏は超可愛いなぁー。


私は薫の服の裾をつかんで微笑んだ。
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