俺様系意地悪科イケメンモデル×双子系姉科ツンデレモデル
「んもぉ~本当あの子は…」
お母さんが呆れたようにため息をつく。
「いつもの事だろ。つーか俺腹減った」
柚希がチラッと杏の部屋を見てから言う。
『あたしもお腹減った~…』
「あらら…じゃあおやつ食べる?」
『おやつ!?』
壁にかかった時計を見ると、いつの間にか15時を回っていた…。
もうお昼なんてとっくに過ぎてるじゃん…。
「はい、アイスで良い?」
『うん…』
リビングのテーブルに座るとアイスを渡される。
今からご飯を食べると夕飯食べれなそうだからアイスで我慢しよ…。
「ウマッ!やっぱり夏といえば○リ○リくんだよな~!」
柚希…あんたの夏は100円しないのね…。
確かに美味しいけどさ…。
「杏里~!アイス食べないの~!?」
お母さんが大きめの声で呼び掛ける。
「ほっときゃ良いって。腹減ったら勝手に出て来んだろ」
柚希が冷めたように言う。
『そうそう。かまったら余計ダメだって』
いつだって自分がちやほやされないと気すまないんだから。
たまにはほっときゃ良いのよ。