俺様系意地悪科イケメンモデル×双子系姉科ツンデレモデル
「ハハッ!そりゃそうか!俺、今コンビニに居んだけどさ~」
コンビニ?
「なんとなく本棚見たらびっくりだぞ!!」
「…何がだよ?」
「あのな……」
《きょお~く~ん!何やってんの~?》
電話の向こうから聞こえる甘ったるい声に俺は顔をしかめる。
「あ、マリちゃんちょっと待っててね!じゃあな蒼士」
「は?おいっ……」
ツーツー
電子音だけが響く。
「…誰だよマリって。」
どうせ響夜が遊んでる女の1人だろうけど。
携帯のディスプレイで時間を確認するとまだ7時。
「あいつ、こんな朝っぱらからコンビニ居んのかよ…」
つーか何の為の電話だったんだよ…。
「はぁ…」
せっかく今日は午前中オフだったのに…。
イライラしながら携帯をベッドの上の方にぶん投げてまた目を閉じた。