俺様系意地悪科イケメンモデル×双子系姉科ツンデレモデル
奏がさっきまでの表情とは一変、困ったような悲しいような顔をする。
「…燈士(とうじ)さんには会って無いの?」
「あぁ…向こうも忙しいっぽいし。住んでる所も違うしな」
「そっか……」
俺達の間には珍しい気まずい雰囲気が流れる。
「あ!!」
「うお!何だよ!?」
急にこの空気を打ち破るかのようなデカイ声を出す奏。
びっくりさせんなよ…。
「見てよこれ!!」
カバンから何やら取りだし机の上に勢いよく置く。
「CB?…って…はっ!?」
「何で2人!?聞いて無いよ~!」
「俺も今知ったし!!何で響夜と俺の表紙なんだ…あっ…」
――「あ~!そんなのはどうでも良いんだ!お前、今日発売のCool Boy見た!?」
――「なんとなく本棚見たらびっくりだぞ!!」
さっきの響夜との電話を思い出す。
そういう事かよ…。