俺様系意地悪科イケメンモデル×双子系姉科ツンデレモデル
「はい。…あぁ。…分かってるよ!おー今降りる」
案の定怒りまくってる美里に適当に返事して電話を切る。
勿論青山蒼士の携帯
「じゃあ俺行くわ…っおっ!!」
首を傾けながらこっちを見てたこいつに言いながら鞄を取ろうとした所で――
――バサバサッ!!
『あ!ちょっと!!』
横に置いてあったっぽい鞄を落として、完全に中身が散らばった…。
「悪ぃ…」
一応誤ってから散らばった物を拾う。
こっの…時間が無いときにっ…。
『これで全部かな?』
「あ、おい!ここにも何かあるぞ……」
離れた所に落ちてたプリントがを拾い上げて見たと同時に俺は止まった。
なんだこれ…。
『わわっ!!それ返して!!』
いきなりひったくるかのようにプリントが取られる。
『…見た?』
恐る恐るって感じで聞いて来るこいつに俺は言った。
「…よくそんな点数取れんな」
プリントはテスト用紙で、右上の方にあり得ない程低い点数が赤字で書いてあった。
奏が妹は頭が良いって言ってたけど、双子でも違うのか…。