俺様系意地悪科イケメンモデル×双子系姉科ツンデレモデル

「どーも。…あ、そういや…」


妹の方に軽く挨拶してから、俺はカバンの中にあるものを思い出して、また東條姉の前に行く。


『な、何よ!?』


何か言われるとでも思ったのか、警戒するように身構えてる。


「ほい。やるよ」


そんなこいつの頭の上に俺はさっき奏に(無理やり)渡されたパンを置いた。


『へ…?何!?』


頭の上押さえながらマヌケ面…なんか動物みてぇだな(笑)


「これ食えやちょっとは良くなるかもな」


頭が。


それだけ言って、キョトンとしてる東條姉を残し、多分怒り捲ってるであろう美里が居る駐車場へ急いで向かう。


エレベーターに乗り込んでから怒ってる東條姉の叫びが聞こえた気がした。



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