─ハウステンボスで逢いましょう─『ずっとアナタが好きでした』
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「どうだった?」
見終わった後
北村さんが、あたしの顔を覗き込んでそう聞いてかた。
その顔の近さに、またドキンとなりながら
「───凄かった…です…それに─…綺麗でしたぁ~」
「そう?良かった。」
「凄いですよねぇ~あんな映像、初めて観ました。
スッゴく、迫力あって!
それに、『もしも月がなかったら』ってテーマがよく分かる映像で
月が、重力がどんなに地球にとって大切なのか、改めて知る事ができました。
連れてきてくれて、ありがとうございます。」
「良かった。そんな風に喜んでもらえて。そうだ、ちょっと来て」
「なんですか?」
終わった後もずっと手は握られたまま。
まるでそれが
当たり前みたいに感じられて
凄く──嬉しいよ─…。