─ハウステンボスで逢いましょう─『ずっとアナタが好きでした』
また会えたね。
アフロディーテ様。
愛の女神アフロディーテ様。
あたしに「頑張れ」と言ってくれますか?
あたしのこの恋は…
愛へと変わる事ができますか…?
「美咲ちゃん、アフロディーテ好きなの?」
「えっ!?どうしてですか?」
「いやぁ~さっきからずっと真剣な顔で見とれてるから、好きなのかなぁ~って思って。」
そりゃあ~好きですようぉ~
愛の女神ですもの!
一番欲しい
愛なんですよ!
真剣になって
見つめちゃいます。
だけど、そんな事は言えなくて──
「やっぱり、綺麗ですよねぇ~
スタイルもいいし。
流石、愛の女神ですね」
とごまかすと
北村さんは、変わらず優しい笑顔で
「そぅ?」と微笑んだ。
「はい。羨ましいですよ…」
凄く…。
愛が欲しいようぉ~!