─ハウステンボスで逢いましょう─『ずっとアナタが好きでした』

そのジュリアは、隣りにいるあたしをチラッと横目で見ると

「あなた‥誰?」とライバル心、剥き出しの瞳であたしを見つめた。


「あ、あたしは‥」
な、なんて答えようぉ~~‥「あたしは‥」


ちょっと、そんなに見つめないでよ!って言うより、もしかして、睨んでる?

あたしの事‥睨んでるの?

ジュリア、あなた幾つよ?パッと見、20歳って感じじゃない。


そんな年下の子から睨まれる覚えは‥って、そうか‥ジュリア‥貴女も、彼の事が‥。



「あたしは‥ただの知り合いです。」


「知り合い?って、どんな?」

「ちょっと、ジュリア?お前、失礼じゃないか。彼女が困っているぞ」


北村さん‥庇ってくれるの?


それだけで幸せです。。。




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