─ハウステンボスで逢いましょう─『ずっとアナタが好きでした』
「美咲‥あんた‥」
「あたしさ‥真理‥あたし‥北村さんの事‥本気で‥好きになっちゃったよ‥」
「美咲ぃ‥」
「どうしよう‥真理ぃ‥好きなのぉ‥彼の事が‥凄く‥大好き‥。
だけど‥傷つきたくないの‥振られたくないの‥
あたしの事‥なんとも思ってないって言われるのが怖かったの!
あたしにキスしたのも‥優しくしたのも‥夢の世界で‥すぐに覚めて消えていってしまう夢だって‥認めたくなかったの‥
傷つきたくないのぅ‥」
久しぶりに心の底から涙を流した。
誰かをこんなに好きだと感じたことは、これが、初めてだったんだ‥。