─ハウステンボスで逢いましょう─『ずっとアナタが好きでした』

ピーク時を過ぎて暇になった昼下がり

休日でバレンタインだけあって、あれだけ多かったお客様の波がザーと引いてしまい、やる事がなくなったあたしは、余計に頭が考えたくない事まで考えようとしていた‥。



あの日から、何日も経ったというのに‥


あたしの頭と心は、未だに彼に支配されたまま‥。


いつになったら解放してくれるのだろうか‥。



離れても、遠ざけても、逃げ出しても、尚も、あたしの心を掴んで離さない‥。


アナタに恋したあたしは


いつになったら‥楽になれるのよ‥?



教えてよ‥。






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