─ハウステンボスで逢いましょう─『ずっとアナタが好きでした』

──────
───その後…

二泊三日のハウステンボスでの楽しい時間は、『あっ!!』という間に過ぎていき

夜はすぐ目の前で広がる花火で盛り上がり

美味しい料理に綺麗な景色もう全てが最高。

「もう、ずっとここにいたいねぇ~」

なんて話していたら



─────

「ねぇ~真理。

もう、帰らないとダメなのうぉ~~?」


「当たり前でしょう。荷造り早く終わらせなよ。」
とアッサリと言われた。


「分かってるけどさぁ~」


もう少しいたいよ…。

そう想う理由は分かっていた。



それは…


「ねぇ、美咲。あの人に会いたいんじゃないの?」

不意に由衣から言われ


「そ、そんな事ないようぉ~」と焦るあたし。


図星だよ…由衣。



『もしかしたら、どこかでまた会えるかも──…』

なんて事ばかり考えて

真理や由衣と遊んでいても、頭の中は北村さんの事でいっぱいになっていた─。




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