─ハウステンボスで逢いましょう─『ずっとアナタが好きでした』

そして最終日


あたし達が向かった場所は、パレスハウステンボス。


賑やかな街並みを通り抜けて、森と湖に包まれたフォレストパークへ向かうと

落ち着いた静かな時間が流れ木々の間から差し込む木漏れ日に包まれ


緑溢れる神秘的な世界に浸らせてくれる──…


「なんか…癒されるねぇ~…」


「そうだよねぇ~…なんかさぁ~別世界に来たぁ~って感じだよねぇ~」



「やっぱり、自然っていいねぇ~」




耳を澄ませば聞こえてくる小鳥達のさえずりに、風に揺らされる木々がそよぐ音──…



「あたし、ここに住みたぁ~い。」


「あたしもぉ~」


「あぁ~マイナスイオン、メチャクチャ浴びてる感じだね。」


「だねぇ~」


3人で、そんな事を話しながら歩いていくと───。





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