─ハウステンボスで逢いましょう─『ずっとアナタが好きでした』


「そんな事ないよ。
俺、美味しそうに食べる女の子好きだよ」



「へっ──///」



瞬間一気に頬が赤く染まるのが分かって

グラスの中の水をゴクッと一口飲み込んだ。



落ち着けぇ~
「好き」って言っても

あたしの事じゃないんだから

落ち着くのよ!
あたし!




その時だった。




「ねぇ、北村さんには、今、付き合ってる人とか、いるの?」



ドッキィーー!!




思わず持ってたグラス落っことす所だった。


北村さんに気づかれないよう小声で隣りでニコニコして凄い事を聞く真理に

「真理、なに急にそんな事聞くのよ。」

って聞くと


「なによ。一番気になって仕方ないの、アンタでしょう」



とーー確かに
その通りです。
はい。


一番聞きたくて
知りたいのは
あたしです!




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