─ハウステンボスで逢いましょう─『ずっとアナタが好きでした』
「ハァ~さすがにやっぱり…風、冷たいねぇ…」
海風がまともに体に吹き付ける。
手袋してくれば良かった…。
真理を見たら手にはシッカリと手袋が。
あったかそうだなぁ…。
片一方、貸してくれないかなぁ~…
冷え切った両手をこすり合わせながら
ハァ~と息で暖めていると
不意に、どこからともなく大きな手が伸びてきて、そして───
「えっ…///」
あたしの両手
スッポリと
暖かいぬくもり感じる
大きな手に
包みこまれた…。
う…そ…。