─ハウステンボスで逢いましょう─『ずっとアナタが好きでした』
頭の中
昨日のキスが蘇る
瞬間プシューと頭から湯気が立ち上り
あたしは、そのままベッドに倒れ込んだ。
「美咲!?大丈夫!?美咲!?」
───数分後…
やっと落ち着いたあたし
真理から渡されたペットボトルのミネラルウォーターをゴクゴク…と一気に半分まで飲み
「プハー…」と息を吸った。
「───アンタ─…重症だね…。」
「うん─…怖いぐらいに重症…」
と、残っている水を飲んでいると
「なに?北村さんと寝たの?」
「ウブッ!!ゴホッ…ゴホッ…寝た──って…そんな事…するわけないでしょう!?
あたし達─…出会って間もないんだよ!?
そんな事…できるわけ…」
「そう?あたしは寝たどなぁ~。」
「ウブッ!!」
「だって、好きになったからしたくなるのって普通でしょう?」
と平然に言う真理。
真理ちゃん…
アンタのその性格が羨ましいよ──。