─ハウステンボスで逢いましょう─『ずっとアナタが好きでした』


それに…
考えてみたら
あたし──



北村さんの事


何も知らない──…



知っているのは
ただ、名前だけ…。


あの後も



花火が終わって
すぐに離れたし…


特別な事は…
何も話してないし…


ホテルに戻ってからも


もしかしたら──って

実はちょっとだけ


期待なんかもしたりしたけど─…



結局──


何もなかった──…


ただ1人で


帰って来ない真理を待っていて



気づいたら
朝になっていた─…



そんな感じだもん─…。




きっと…


気まぐれだよ。





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