教師なわたし
「やっぱり驚くよねー。要が名前は言うなって言うから…。」
「だから初めて会ったとき名前を言わなかったんだ…。」
夢ちゃんがポロッと言った。
「後に分かるって言ったでしょ?」
ふふっと笑った理事長。
「要、まだサプライズは残ってるんだよ。」
「サプライズ?」
「夢ちゃんの転勤はなしでーす!!」
「は?」
わけわかんね…。
「ちなみに皆はとっくに知ってるから♪」
父さんめ…!!
「騙したな!!」
「でもこうしないと気持ちを伝えなかっただろ?」
「…それはそうだけど。」
「ほらほら、夢ちゃんと要おめでとうパーティーするぞ。」
と言ってきたのはファンクラブ会長。
どうせ参加することになる、ってこういう事だったんだ。