love×like
あ〜どうしよう。
やっぱり浴衣?
いや、気合い入りすぎかな?
うーん。
よし、ミニワンピにベスト。
楽が1番だよね。
うん。そうしよう!
プルルルプルルル
ケータイを見ると
幸音からの電話だった。
「もしもし?咲?」
『うん。どしたの?』
「あたし、達哉の家にもう来てるから咲は瀬名と2人で来てくれない?」
ええぇぇえええ!!!!
やだやだやだーっ
ムリムリムリムリムリ!!!
『ムリだよ〜瀬名に嫌がられるぅ』
「あっはっはっ。大丈夫。瀬名にとって咲は特別な存在でもあるんだよ。達哉も咲の話ばっかするって言ってたでしょ?」
確かに。
そうだけど………
″恋地″なんだもん。
「あ!!ごめん。達哉に呼ばれちゃった。また後でね咲!!」
えぇー。
幸音ぇ。
「あたしがついてるよ?咲。」
うん。
そうだよね。
自信もたなきゃね。
『うん、ありがとう』
家を出ると
桜がやっぱりきれいだった。
元気が出てきた!
よし出発進行ーっ