狼執事とお嬢様♡
「姉弟でそんなコトしちゃっていいわけ?」
そんなコトってどんなコトですかッッ?!
「姉弟…?笑わせんなよ?
俺はそんな風に思ってねぇ。」
いやいや、姉弟ですよー?
「ふーん…。
俺は男で穂乃歌は女。的な感じなわけだ?」
えっとー…
性別変えられても困りますしね?
モチロン私女ですとも…?
「…俺等は姉弟じゃない。」
は?
今日は意味の分からない言葉を良く耳にするのですが…?
なんか…婁唯が妙に真剣すぎる…
本気で言ってるわけ、ないよね…?
「何言ってんだよ…?」
急に真剣に答えだした婁唯に、俊も少し驚いているようだった。
実質、私もだ。
『婁唯…?
私達、血のつながった』
「違う。」
言い終わる前に、婁唯に口を挟まれてしまった。