狼執事とお嬢様♡
『あ…』
我にかえる私。
同時に、上半身をベッドから起こす。
『ちがッ!えっとぉ~…///』
必死に言い訳しようとする私。
そんな努力もむなしく…
「嫌じゃ、ないんだ?
攻められんのも、俺にキスされんのも。」
攻めッ…///
何言ってるんだッこの狼はッ////
「いくらでも攻めてやるよ?」
そう言って、右手で私の顎をクイッとあげた支葵。
『なッ、に////?』
顔から火が出そうなくらいの私。
さっきまでクスクス笑っていた支葵は、また真剣な顔つきになる。
その顔、反則じゃないかと思いますが////
あんまり、見つめられると…恥ずかしいんだけど…
「穂乃歌は、どうなんだよ?」
『えッ?』
「俺、冗談じゃねぇんだけど?」
『ッ/////』
戸惑う私。
何て言えばいいか分からないでいると、フワッと何かが私を包み込む。
その 何か は、支葵の体だということを理解するのに時間はかからなかった。
「すっげぇ好き…
どうしたら、俺のもんになんの?」