狼執事とお嬢様♡
そんな俺が、今回ばかりは関わっていない。
親が話を進めていた。
いつの間にか事はどんどんと進み、今に至っている。
俺は別にいーんだけど。
…まさか、穂乃歌から…
俺を好きになる時間と勇気をくれだなんて…
『私に、貴方を好きになる時間と勇気をください。』
結構心打たれる台詞だったぜ?
余計、惚れた。
ただ、俺はそこまで気が長くないんだ。
急かしてお前を傷すけつようなマネだけはしねぇけど…
勇気付けてもいいか?
俺を、好きになる勇気。
穂乃歌が俺のこと選んでくれるなら、俺はいくらだって勇気付けてやるよ。
いくらだって、傍にいてやる。
世界でただ一人、お前だけを愛してる。
なぁ、笑うか?
こんな俺を。
俺はこんなにも、穂乃歌が好きなんだ……