狼執事とお嬢様♡



体は、勝手に動いていた。



目の前にいるこの人の涙を見たくなかった。



ただひたすらに私を愛してくれる、彼を。




苦しみも悲しみも味わって欲しくないと思った。






…人は、







愛することと、愛されてること。







どちらが幸せなんだろうか――…?











「穂乃歌…」










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